TFCC損傷（三角線維軟骨複合体損傷）

TFCC（三角線維軟骨複合体）は、手首の小指側にあり、軟骨・靭帯・腱などから構成される複合組織のことです。英名であるTriangular Fibro Cartilage Complexの頭文字を取り、TFCCと呼ばれています。このTFCCは、手首の安定性を保ち、手首の機能を維持するために重要な組織で、損傷すると痛みや可動域制限などの症状を引き起こすことがあります。

TFCCの役割って何？

• 手首の安定化：手のひらを上や下にひっくり返す動きをするときに、手首の近くの２本の骨の繋がり（遠位橈尺関節）がグラグラしないように、支える役割があります。
• 衝撃の吸収と分散：手首にかかる力を分散・吸収し、尺骨（小指側の肘から手首までの骨）と手根骨（手首にある小さな骨の集まり）の間にあるクッションのような役割を果たします。これにより、骨と骨がぶつかることを防ぎます。
• 力の伝達：握る、持つといった動作の際に、ひじから手首、そして手へとスムーズに力を伝達するのを助けます。
• 関節の滑らかな動き：手首の複雑な動きをスムーズにするためのサポートをします。

主な症状は？

• 手首の小指側の痛み
• 腫れたり、熱を持っている
• 手首を小指側に曲げることができない（可動域の制限）
• 手首を動かすとポキポキ、ゴリゴリ音がする
• 手首がグラグラして、物が掴めない

主な原因は？

• 外傷：転倒して手をついた際や、スポーツ中の衝突などで手首に強い力が加わることによって発生します。
• 使いすぎ（オーバーユース）: 野球のバッティング、ゴルフのスイング、テニスなどのラケット競技、手首をよく使う仕事などで、繰り返しの負荷によって徐々に損傷することがあります。
• 加齢変化：加齢に伴い、TFCCが変性し、弱くなることがあります。
• 尺骨突き上げ症候群：尺骨が橈骨よりも長い場合、TFCCに負担がかかりやすく損傷のリスクが高まります。

TFCC損傷の治療法は、損傷の程度や症状によって異なります。

安静にする

手首の使用をできるだけ避けます。

装具を使用する

サポーターやテーピングで手首を固定し、負担を軽減します。

薬を服用する

痛みや炎症を抑えるために、内服薬や湿布、注射（ステロイドや消炎鎮痛剤）を用いることがあります。

リハビリテーション

痛みが和らいできたら、手首の可動域を広げたり、患部外の筋力を強化し再発防止につなげます。

まずは、TFCC損傷の原因を探るところから始めます。何が原因になっているか、様々な視点からカウンセリングを行い、導き出された答えに基づきお客様に合った最善の施術法を選択し対応いたします。

骨盤矯正

骨盤の歪みを整えることで、身体全体のバランスが改善され、さらに血流が促進されます。当接骨院では、独自の「骨盤矯正×深層筋調整」で、骨盤を正しい位置へ戻す施術法を取り入れております。

ハイボルト

特殊な高電圧で瞬間的に痛みのピンポイントかつ深部までアプローチしていきます。通常の電気機器とは違い、短時間で痛みや炎症を緩和する結果が期待できます。

鍼灸施術

手技や機器では届かない深部やピンポイントにアプローチする際に使用します。当接骨院で使用する鍼は施術用の鍼の中でも細いものを使用しており、痛みも最小限で済み、症状を緩和が期待できます。

筋膜リリース

筋膜と呼ばれる結合組織を緩める手技のことをいいます。筋膜リリースにより、筋肉の柔軟性が高まり関節の動きがスムーズになります。

血流改善プログラム

ふくらはぎから足先のトラブルに特化した当接骨院独自の施術法です。ふくらはぎや足裏のツボを刺激することで全身の血流が良くなります。

必ずあなたのお力になりますので、お気軽にご相談ください！