球春到来!~この時期から増える野球肘~
2019年03月4日
こんにちは!
ただき接骨院です!
今回は、これからの時期から増えるスポーツ障害の一つ、野球肘について書きたいと思います。
長いシーズンオフが終わり、対外試合も解禁され、各地で熱戦が繰り広げられていますが、
野球選手にとって切っても切れないのが、
「肘が痛い!」⇒特に多いのが少年野球。
昨年、軟式ボールの規格も変わり、少年用大人用と重くなりました。
では、なぜ少年野球で肘を痛めることが多いのか?
そもそも軟式野球ボールの重さは、約140gですので、例えると、缶ビールの約半分の重さの物を100km~140kmの速さで何百球と投げるわけですから、大人が投げても、肘肩に負担かかりますよね。
また少年野球時は、まだ骨や軟骨が出来上がってない為、骨や軟骨に対して筋肉の力が強く、投球時の急激な筋収縮の繰り返しにより、柔らかい骨や軟骨が引っ張られます。やがて炎症症状や剥離などを起こし、肘を痛めてしまうのです。
現に少年野球~大人まで、様々な方が痛みで悩んでいます。
野球人口の減少により、チームに控え選手がいなく交代がなかなかできないことや、勝ちにこだわりすぎて、主力選手を毎試合出さぜるおえない状況になっています。
酷使してしまうことで、症状が悪化します。
重度の野球肘の場合は手術を選択することもあり、長期的に投球できないことも少なくありません。
最近では、少年野球での投球障害の増加に伴い、将来を見据え、野球連盟の方で規則改定が行われたり、監督・コーチへの指導強化などを積極的に行い、
「勝利にこだわる野球」から、「将来を見据えた野球」へと転換されつつあります。
※ちなみに、全日本少年野球連盟の規則改定により
①試合での投球制限
特に制限なし⇒試合での投球制限は1日70球以内
②練習での全力投球について
特に制限なし⇒野手も含めて1日70球以内、週に300球以内
③練習について
特に制限なし⇒1週間に6日以内、1日3時間を超えないこととする
④試合について
チームによる⇒練習試合を含め、年間100試合以内とする
⑤障害を防ぐための指導者へのガイドライン
- シーズンオフは少なくとも3ヵ月もうける
- 練習前後は20分ずつアップ・ダウンを行う
- 複数の投手・捕手の育成
- 正しい投げ方の知識を高める
- 運動障害に対する指導者自身の知識を高める
- 勝利至上主義から育成至上主義へのイノベーション
- 医師の検査結果への充分な対応をしていく
など、たくさんのことが改定され、選手のみならず指導者の意識改革も必要となる内容だと感じました!
とはいえ、無理を強いられる時もあります。
私自身も野球をずっと続けていますが、野球は勝負の世界ですので、時には無理をせざるおえない時もありました。
例えば、大会の準決・決勝は続けて行われることが多いので、二試合フルで出ることは当たり前でした。
体中はもちろんのこと、一日に100球を超える量を投げるため、肘や肩には相当な負担がかかっており終わった後には腕がパンパンで、物をつかむのにやっとでした。
学生野球はどうしても日程的にも連戦になってしまったり、日々の練習で身体を酷使します。
そこで日頃大切なのは、
- 事前に異変を見つける⇒メディカルチェック
- 接骨院・整骨院でのメンテンンス⇒回復・調整・施術
- 投球フォーム見直し⇒投球フォーム修正
- チーム単位での意識改革⇒選手だけでなく指導者の知識向上
です!
高崎市にもたくさんの少年野球チームがあり、野球肘で悩んでいる選手は少なくありません。
そこで高崎市にある、ただき接骨院では、
などを織り交ぜ、野球選手の芽を摘むことの無いよう、全力でサポートさせていただきます!
少しでも不安があるようであれば、すぐに当院へご相談ください。
また、親御さんも常に子供の様子をしっかり観察してあげてください。
痛くても、なかなか口に出せない子が多いです。
少しでも野球肘の心配があればすぐにご相談くださいね!
当院は野球プレーヤーを応援してます!
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